から揚げFC店主の1日|8時〜21時のリアルなスケジュールを公開します

揚げたてのから揚げ FC・開業

「から揚げ専門店って1日どんな仕事をしているの?」実際のスケジュールを公開します。華やかに見えるテイクアウト店の裏側、正直にお伝えします。

1日のスケジュール全体像

時間 作業内容
8:00〜 炊飯・油の火入れ・出荷用弁当作り・店舗準備
11:00〜 営業開始
11:00〜20:00 対面・電話オーダー対応、揚げ、弁当盛り付け、洗い物、在庫・温度・衛生管理、レジ対応
14:00〜16:00 店舗一時閉店・鶏肉カット(24〜32kg)
16:00〜 営業再開
20:00〜 営業終了・片付け・清掃(約1時間)・鶏肉の漬け込み
21:00頃 退店

8時に入って21時に退店。拘束時間は約13時間です。

開店前(8時〜11時)

朝一番の作業は炊飯と油の火入れです。

から揚げ弁当には白ご飯が必要なので、開店前に炊き上げておきます。フライヤーの油も適切な温度に上げるまで時間がかかるため、早めに火を入れます。

並行して出荷用のお弁当作りもあります。物産館などへの出荷がある日は、この時間帯に仕上げて出発しなければなりません。開店前から体はフル稼働です。

店舗の準備(陳列・衛生チェック・レジ確認など)も含め、開店までの3時間はあっという間に過ぎます。

営業中(11時〜20時)

営業中は同時並行でいくつもの作業をこなします。

  • 対面オーダー対応:来店されたお客様への接客・注文受付
  • 電話オーダー対応:電話での注文受付・受け取り時間の調整
  • 揚げ:注文に合わせてタイミングよく揚げる
  • 弁当の盛り付け:スピードと品質を両立させる
  • 洗い物:合間を見て継続的に
  • 在庫管理:鶏肉・食材の残量確認と補充
  • 温度管理:食品衛生上、油温・保存温度の記録が必要
  • 衛生管理:手洗い・清潔保持・ゴム手袋交換など
  • レジ対応:会計・お釣り・電子マネー対応

「揚げているだけ」のイメージを持っている方もいますが、実際は接客業・製造業・管理業が同時進行しています。

14時〜16時:店を閉めて鶏肉をカットする

実はこの時間帯が、1日の中で非常に重要な作業時間です。

14時〜16時は店舗を一時閉店して、翌日以降の仕込みに使う鶏肉のカットを行います。その量、1回あたり24〜32kg

これは体力仕事です。大量の鶏肉を手でカットし続ける2時間は、調理とはまた違う種類の疲労があります。

そして営業終了後、カットした鶏肉をタレに漬け込む作業が待っています。翌日のから揚げの味を決める工程なので、丁寧にやらなければなりません。

「から揚げ専門店は揚げるだけ」ではない。この仕込み作業の存在を、開業前にしっかり認識しておいてください。

営業終了後(20時〜)

20時に営業が終わっても、仕事はまだ続きます。

片付けと清掃に約1時間。フライヤーの油の処理、調理器具の洗浄、床の清掃、翌日の仕込み確認——一つひとつは地味な作業ですが、手を抜けません。

1日で一番しんどいのは、この営業終わりの片付けです。

13時間働いた後の1時間は、体力的にも精神的にもきつい。でもここを丁寧にやらないと、翌日の営業に影響します。

定休日について

現在は月曜定休で営業しています。

ただ、不定休にしようか迷っています。定休日を固定すると「月曜は休み」と覚えてもらえるメリットがある一方、繁忙日と重なるときに柔軟に対応できないデメリットもあります。これは経営判断として、まだ考え中です。

これから開業する方へ

テイクアウト専門店は「短時間営業で楽そう」と思われることがあります。でも実態は、朝から夜まで体を動かし続ける仕事です。

それでも、自分のペースで段取りを組み、お客様に直接喜んでもらえる——この仕事の面白さは、やってみて初めてわかりました。

体力に自信があるか、長時間立ち仕事ができるか、開業前に正直に自分と向き合ってみてください。

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