から揚げFC開業の失敗談6つ|半年オーナーが正直に振り返ります

揚げたてのから揚げ FC・開業

「失敗談を書いてください」と言われたら、正直いくつか出てきます。開業してみないとわからなかったこと、準備不足だったこと——同じ失敗を繰り返してほしくないので、包み隠さず書きます。

①開業初日、レジが動かなかった

これは今でも思い出すと滅入ります。

開業前にエアレジ(iPadを使ったレジシステム)の導入準備を進めていました。ところが開業初日、iPadのOSが古くてアプリが起動しないことが判明。

その日はすべて手打ちでの対応になりました。開業日という一番大事な日に、想定外のトラブルで頭が真っ白になりました。

その後、新品のiPadを購入してからは快適に使えています。

教訓:開業前にレジシステムの動作確認を必ず行うこと。iPadは最新OSに対応したものを用意する。

レジシステムの選択肢
エアレジ以外にも、飲食店向けのPOSレジやキャッシュレス決済サービスがあります。開業前に複数を比較しておくと安心です。

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②機材・内装のコストをもっと抑えられたかもしれない

開業時、機材はFC指定の新品をそのまま導入し、レイアウトもすべてお任せしました。内装工事もFC指定の業者にお願いしました。

結果として仕上がりは素晴らしかった。クオリティに不満はありません。

ただ振り返ると、中古機材を自分で探していればコストを抑えられたかもしれない。内装も地元の工務店に相見積もりを取っていれば、費用を抑えられた可能性があります。

「指定業者=高い」とは言い切れませんが、比較する選択肢を持っておくことは大切でした。

③物件の設備トラブルが想定外だった

居抜き物件を借りたのですが、グリーストラップ(油を分離する装置)が長期間清掃されていない状態でした。さらに水道管の老朽化による水漏れも発生。

どちらも大家さん負担で解決できましたが、開業直後のバタバタした時期と重なり、精神的な消耗は相当なものでした。

居抜き物件を借りる前に、設備の状態を必ず確認することをおすすめします。

④仕込みの量と在庫管理は半年かかって「わかった」

から揚げの主原料は冷凍鶏肉です。解凍には時間がかかるため、仕込みは逆算して準備する必要があります。これが慣れないうちは本当に難しかった。

仕込みが足りなくてお客様をお待たせしてしまう日もあれば、逆に仕込みすぎて廃棄が出てしまう日もありました。このバランスがつかめるようになったのは、開業から半年が経った頃です。

在庫管理も同様でした。鶏肉が足りなくなったり、包材が切れたり——発注から納品まで約1週間かかることを最初は知らなかったため、何度かヒヤヒヤしました。

最低でも半月ごとに在庫を確認し、早めに発注する習慣が必要です。

⑤「8時間立ち続ける」がこんなにきついとは思わなかった

これはサラリーマン時代には想像できなかったことです。

1日8時間、レジの前に立ち続ける。しかも揚げ物をしながら、接客をしながら。体力の消耗は想像以上でした。 さらに毎朝の油入れや定期的な油の交換作業があります。フライヤーの油は思っている以上に重く、これが毎日の作業としてじわじわと体に響いてきます。デスクワークとはまったく違う種類の疲労です。

半年たった今も慣れてきたとは言えません。体が資本という言葉を、経営を始めてから初めて実感しています。

⑥起きている時間はすべて事業のことを考えている

開業前、「大変だろうな」とは思っていました。でも実際は、寝ている時間以外はほぼ事業のことを考えている状態が続いています。

売上のこと、仕込みのこと、スタッフのこと、コストのこと——頭から離れることがありません。

正直に言えば、「サラリーマンのほうがよかったんじゃないか」と思う瞬間もあります。定時に終わって、休日は何も考えなくていい生活が懐かしくなることも。

でも、トータルで見るとやっぱり面白い。

自分で決めて、自分で動いて、その結果が数字に出る。誰かに言われたわけでもなく、自分が選んだ道です。しんどいのも、面白いのも、全部自分ごとです。

まとめ|失敗から学んだこと

  • システム・機材は開業前に必ず動作確認する
  • コストは複数の選択肢を比較する余裕を持つ
  • 居抜き物件の設備は借りる前に状態確認を
  • 仕込みと在庫管理は「慣れ」が必要。最初は余裕を持った計画を
  • 体力の消耗は想定の2倍で見ておく
  • 経営者になるということは、24時間オーナーになるということ

失敗は恥ずかしいことではありません。同じ失敗を次の人がしなくてすむなら、書いた意味があります。

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