から揚げフランチャイズは儲かる?オーナーが正直に答えます【失敗談あり】

揚げたてのから揚げ FC・開業

開業して半年が過ぎたばかり。まだ正直、余裕なんてありません。でも「から揚げFCって儲かるの?」と聞かれたら、今の正直な答えを話します。数字も、失敗も、全部。

から揚げFCの収益モデルをざっくり解説

売上の仕組み(客単価×客数)

うちの客単価は1,300円です。から揚げ専門店にしては高めの設定。開業前のシミュレーションでは月商220〜250万円を見込んでいました。

1日あたりの必要客数を逆算すると、月200万円達成には約52人/日(月25日営業で計算)。「いけるかも」と思っていました。

現実は、今は月商130〜160万円をうろついています。目標の200万円にはまだ届いていない。

FCに払うロイヤリティの実態

私のFCのロイヤリティは売上の3%です。FCの中では低い部類で、これは加盟の決め手のひとつでした。月商150万円なら4万5,000円。正直、助かっています。

ただし、ロイヤリティが低くても「儲かる」にはならないのが現実。問題は別のところにありました。

私が開業4か月目に経験した底

3週間で落ち着いた売上、4か月目に一気に底を打った

オープン直後は好調でした。でも売上が落ち着くまで3週間もかかりませんでした。そして一番しんどかったのは4か月目。突然、売上が底を打ったんです。

「あれ、なんで急に来なくなった?」焦りました。130万円を切る可能性がリアルになってきた瞬間でした。開業前のシミュレーション(220〜250万円)との乖離を改めて突きつけられた感覚でした。

鶏肉の前代未聞の高騰が直撃、原価率が危機水域に

追い打ちをかけたのが、鶏肉の価格高騰でした。前代未聞という言葉が大げさじゃないくらい、仕入れ値が上がりました。から揚げ専門店にとって鶏肉は命綱。それが急騰したことで、原価率がみるみる上がっていきました。

固定費は月40万円。売上が130万円を切ると、材料費・人件費・固定費を引いたら手元にほとんど残りません。数字を見るのが怖い時期がありました。

対策として、もも肉からむね肉への変更を検討しました。コスト削減効果は大きかった。でもお客様の声は「高くなってもいいから今のままがいい」でした。値上げしてでも質を守ってほしいという声に、正直救われました。そして価格改定を2回実施しました。値上げは勇気が要りましたが、現状のままでは続けられない。

から揚げFCで稼げる人・稼げない人の違い

立地で8割が決まる——データで選んでも誤差は出る

立地はSV(スーパーバイザー)と一緒に綿密にデータ収集しました。「おなかが空いている人が集まる場所」というキーワードで候補地を絞り、通行量・競合・時間帯別の人の流れを分析して決めました。

それでも蓋を開けてみると、シミュレーションとは差がある。データはあくまで「可能性」であって「保証」ではない——それを今、身をもって学んでいます。

原価とオペレーション、甘く見ていた部分が出た

開業前は「オペレーションはすぐ慣れる」と思っていました。でも実際は、原価管理・人件費管理・品質管理を同時に回すのは想像以上に大変です。

鶏肉高騰・原価見直し・人件費見直し・価格改定——この4つを開業半年以内にすべて経験することになるとは思っていませんでした。経営の勉強を、現場でリアルタイムにやっている感じです。

FC選びで後悔しないためのポイント3つ

ロイヤリティ率を必ず比較する

ロイヤリティ3%と8%では、月商150万円で毎月7万5,000円の差。年間90万円です。この差は大きい。

ただし、ロイヤリティの低さだけで選んではいけません。食材の仕入れコスト・初期研修の質・継続サポートも含めた「トータルコスト」で比較してください。

サポート体制を確認する

私のFCはサポートが手厚い方だと感じています。困ったことがあれば相談に乗ってもらえる。鶏肉高騰のときも一緒に対応策を考えてくれました。

本部との関係性は、長期的な経営に直結します。加盟前に「どんな相談ができるか」「どれくらいの頻度でフォローがあるか」を必ず確認してください。

先輩オーナーに話を聞く

本部が紹介してくれる「成功事例」ではなく、自分で探した先輩オーナーに話を聞いてほしい。開業前の私が一番足りなかったのがこれです。

「4か月目に底を経験する」「鶏肉が高騰したときの対処法」——こういうリアルな話は、本部説明会では出てきません。SNSやオーナーコミュニティで探してみてください。

まとめ|1年目の決算は赤字。それでも続けています

正直に言います。開業1年目の決算は赤字になる見込みです。

でも、やめようと思ったことは一度もありません。毎月の数字と向き合い、価格改定を2回やり、お客様の声を聞きながら改善を続けています。

「から揚げFCは儲かるか」という問いへの今の私の答えは——「まだわかりません」。ただ、やり続けることでしか答えは出ない、とも思っています。

これからFC開業を考えている方へ。甘いシミュレーションを信じすぎないでほしい。でも、リアルを知った上で覚悟を決めた人には、挑む価値はあると思っています。

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