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価格改定の告知をする前夜、正直ものすごく怖かったです。「お客様が離れてしまうんじゃないか」——でも結果として、価格改定はお客様との絆を深める機会になりました。価格改定は2回行った
開業から7ヶ月の間に、価格改定を2回行いました。- 1回目(開業5ヶ月目):単品+10円・お弁当+40円
- 2回目(開業7ヶ月目):大幅な価格改定
なぜ価格改定が必要になったか
開業後、鶏肉の仕入れ価格が毎月どんどん上がっていきました。「一時的なものだろう」と思っていましたが、止まりません。仕入れ困難な時期もありました。 一般的に飲食店の原価率は30%前後が目安と言われています。ところが私の店では、鶏肉高騰の影響で原価率が50%を超えてきました。 このまま価格を据え置けば、売上が上がっても利益が出ない。経営悪化を防ぐために、価格改定は避けられない判断でした。告知の方法
価格改定を決めたあと、告知方法を慎重に考えました。- 店頭チラシ:来店されたお客様に直接お知らせ
- Instagram:フォロワーへの事前告知
- LINE公式アカウント:友だち登録者へのメッセージ配信
本音は「ものすごく怖かった」
告知をする前、本音はものすごく怖かったです。 「値上げしたらお客様が来なくなるんじゃないか」「せっかく来てくれていたのに」——不安で眠れないような感覚でした。 でも経営者として、現実から目を背けるわけにはいきません。覚悟を決めて告知しました。お客様の反応に涙が出そうになった
実際のお客様の反応は、想像とは全然違いました。 「値上げは仕方ない」という声が多かったのです。 さらに嬉しかったのが、こんな声でした。「少しくらい高くなっても、もも肉のから揚げが食べたい」実は価格改定と同時に、コスト削減のため鶏もも肉を鶏むね肉に変更する案も検討していました。でもお客様から「もも肉のから揚げが食べたい」という声をいただき、その案は取りやめました。 涙が出そうなくらい嬉しかったです。 そして同時に、「この温かさに品質で応えなければ」という覚悟が、より一層固まりました。
「品質を保ってくれる方が嬉しい」
「お店がなくなるのは悲しいので、高くてもいい」
価格改定して後悔はしていない
結論として、価格改定を後悔していません。 むしろ、価格改定という「怖い経験」を通じて、お客様との関係が深まったと感じています。正直に伝え、理解していただき、それでも来てくださるお客様がいる——これは何物にも代えられない財産です。価格改定で学んだこと
- 理由を正直に伝えることが大切。黙って値上げするより、説明した方が理解される
- 複数のチャネルで事前告知する。知らずに来店してがっかりさせないために
- 品質を守ることへの覚悟を示す。値上げの理由が「品質維持のため」なら、それを言葉と行動で示す
- 原価率は常に把握しておく。30%を大きく超えたら早めに対処する
